ドラゴンクエスト ビルダーズゲーム画面より
こんにちは!
ヘタの横好き系ゲーマーのぽぽんぬです。
今回は最近ずっと時間を溶かしまくっていたゲーム「ドラゴンクエスト ビルダーズ-アレフガレドを復活せよ」をプレイしたので、その評価をしていこうかと思います。
ストーリーの重大なネタバレはしないように評価していきます。
ドラゴンクエスト ビルダーズ-アレフガレドを復活せよとは?
ドラゴンクエストビルダーズ(DQB1)はスクエアエニックスから発売されたアクションRPGです。

このゲームはとても人気でたくさん移植されているよ。
2016/1/28にPS3/PS4/PSvita版が発売され、2018/3/1に追加要素を加えてNintendo Switch版が発売されました。そしてさらに2022/5/26にiOS/Andoroid版が配信開始されています。

ちなみに私はNintendo Switch版をプレイしたよ!
余談:おすすめのゲーム機は?
基本どのゲーム機でも楽しめます。
ゲーム性としてはやはりNintendo Switchと相性が良いと思います。
しかし、Nintendo Switch版はシナリオ中のたいして作りこんでいない街でもけっこうカクついてしまっていた印象なので、ある程度ちゃんと街を作りこみたい場合はNintendo Switchではスペック的に厳しいかもしれません。
だからPS4proやPS5を持っているのであればPS4版で遊んだほうが良いかと思います。
ただし追加要素(「知られざる島」でベビーパンサーが仲間になる、ファミコン版「ドラゴンクエスト」のような「ドット」の建築ができる)に興味がある場合はNintendo Switch版、もしくはスマホ版を選ぶことになります。
スマホ版はさらにDLCとして魔法の絨毯やボスフィギュアパック、天体パックが用意されています。

操作性も良さそうだからスマホ版も気になるところだな。
また2023/10/30時点ですでに「ドラゴンクエストビルダーズ」は続編が出ており、続編では「竜王の玉座のレシピ」「伝説のビルダーの帽子」という2つの引継ぎ特典があります。こちらのゲームの詳細はここでは省きますが、続編もプレイ予定であればNintendo SwitchとPS4pro、PS5を持っている場合、PS4版が良いと思います。

続編もプレイ済みだけど続編はめちゃくちゃ街づくりとかやりこめるよ!
ゲームの内容は、ドラクエ的アクションRPGとサンドボックスゲームを融合させたような感じです。

正直最初はマイ〇クラフトのパクリかと思ったぞ。
サンドボックスゲームというとマインクラフトの印象が強いですが…今作はドラクエらしいRPG要素とサンドボックスゲー要素が絶妙にマッチしていて唯一無二の世界観になっているなぁと感じました。

プレイしてみると分かるけど、マインクラフトとはしっかり差別化されているよ。
あらすじ
本作の舞台は「ブロック」でできた初代『ドラゴンクエスト』の世界「アレフガルド」。
しかし、闇に覆われてしまったアレフガルドは、光を失い、荒廃してしまっていた。そこに現れたのが、物を作り出す不思議な力を持った「ビルダー」の若者だ。
あなたは、その若者「ビルダー」となって、荒廃したアレフガルドをモノづくりの力で復活させていくことになる。
ブロックで作られた大陸アレフガルド。この世界を我が手に収めんとする竜王にたった1人、立ち向かう若者がいた。
竜王は若者に問う。
竜王「もし わしの 味方になれば世界の半分を おまえにやろう」
若者は答えた。
「▶はい
いいえ」
かくして世界は竜王のものとなり魔物がはびこる魔の時代が訪れる。わずかに残った人々は希望を失い自ら何かを作り出すことさえ忘れてしまう。
そんな荒れ果てた世界のなか“ビルダー”の力を携えた一人の若者が目を覚ます―――

こういうIF的な世界観はわくわくするよな!

あらすじでわくわくできるのは良ゲーの証拠だと思っているよ!
ドラゴンクエストビルダーズ(DQB1)の評価
それではさっそく「ドラゴンクエストビルダーズ」をプレイした上での評価は↓です。
ちなみにぽぽんぬはストーリーは全クリして、フリービルドモードの「知られざる島」も多少遊んだ上で評価しています。
私の総プレイ時間は…100時間程度です。
ただこれは私が建築とかで時間を溶かしまくったのが理由です。ストーリー攻略のみをサラッと進めるのであれば50時間もあれば十分楽しみつつクリアできるかと思います。

建築要素のあるゲームは拘ろうと思えばいくらでも時間を溶かせるからねw

どれくらい建築に時間かけるかでプレイ時間は天と地ほど違うよな。
シナリオ | |
キャラクター | |
システム/操作性 | |
難易度 | |
サウンド | |
総合評価 | |
ぽぽんぬ的おすすめ度 |
それでは1つずつ詳細の評価をしていきましょう。
シナリオ 5
あらすじから見ても分かるとおり、DQB1は1986/5/27にファミコンで発売された第一作目のドラゴンクエストの世界をベースに作られています。
竜王「もし わしの 味方になれば世界の半分を おまえにやろう」

ドラゴンクエスト ビルダーズゲーム画面より
この問いは第一作目のドラゴンクエストに実際にある問いかけで、本編の方では「はい」を選ぶと強制的にバッドエンドになります。
今作は「もし竜王の問いかけに「はい」と答えていたらどうなったのか…?」というのをテーマにストーリーが作られています。
そのため魔物が優位な世界になっていて、全体的に退廃的というか…どこかもの悲しさを感じるストーリーになっています。突き付けられる現実に苦しくなったり、悲しくなったり…でもその中でも希望を掴むために前進していく姿が作中キレイにまとめられていたと思います。

実際に光を取り戻せた時の達成感で私は泣いた。

好きな人はとことん好きな世界観&シナリオだよね。

評価で分かると思うけど、私はこういうの大好きです!!!
ただ、だからといって欝々しすぎていないのも個人的には良かったです。

鬱要素がないとは言ってないけどな(笑)

トラウマを思い出すからやめて…
そして何度も言っていますが、今作は一作目のドラクエの世界観がベースになっています。だから一見するとドラクエをプレイしたことがないと楽しめないのかな…とか思いますが、ドラクエ未プレイでも十分楽しめるように配慮されていたと思います。

実際私はドラクエシリーズはモンスターズ2しかプレイしたことがないドにわかだけどめちゃくちゃ楽しめたよ!

ぽぽんぬはなんでことごとく名作ゲームをプレイしてないんだよw

ま、まだ生まれてないから仕方ないし…
私はドラクエ未プレイなので分からなかったのですが、ネットとか見てると「ニヤリ」とできる要素も散りばめられているようです。
未プレイ既プレイどちらも楽しめる良いバランスのストーリーなのだと思います。

いつかドラクエもプレイした上で再プレイしてみたいね。
シナリオの良かったところ・気になったところ
シナリオは、ドラクエ本編未プレイでも感じる「ドラクエっぽさ」があります。シナリオとしては複雑な要素はないものの、十分楽しめるようなわくわくした作りで個人的にとても楽しめました。
ただ、良くも悪くも「王道」です。これから起こることのフラグはきっちりと分かりやすく明示されているので、「まさか!」と驚くような展開は少な目です。遊んでいて「こういうことになりそう…」と思ったことはだいたい合っています。
私はそういうの込みで楽しめたので評価を高くしましたが、「ドキドキハラハラするシナリオで遊びたい」という人には向いていないかもしれません。
キャラクター 4

ドラゴンクエスト ビルダーズゲーム画面より
キャラクターはとても個性があったと思います。
そしてシナリオの評価で「欝々しすぎていない」と言ったのですが、キャラクターたちがコミカルなやり取りをしてくれるのも「欝々しすぎない」という点に一役買っていると感じました。
最初は「どうせ無理だろう…」と諦めていたようなキャラクターも主人公であるビルダーが行動を起こすことで前向きになっていく姿が定番といえばそれまでですが、とても良かったです。

各章のヒロインぽい立ち位置の子達をはじめ、愛着の湧くキャラクターばかりだったよ。

「なんだコイツ…」っていうキャラも何だかんだ憎めないんだよな。
キャラクターの良かったところ・気になったところ
キャラクターは個人的に好きでした。 にわかが言うのもどうかと思うのですが、”ドラクエっぽさ”がすごく感じられるキャラクターだったと思います。かわいい子からおっさんまでとても個性的でした。
そしてその個性が明るめな要素だったこともあり、退廃的な世界観のシナリオが欝々としすぎなかったので、良かったです。
ただ1つだけ気になったところを言うと、微妙に主人公の扱いが雑に感じることがありました。個人的な意見を言うとだからと言ってそれが嫌だったというわけではないのですが、気になる人は注意です。
システム/操作性 3
基本的に今作は良ゲーに分類する程度には気に入っているのですが、唯一物申したいのがシステム/操作性です。
といっても、決してダメダメ…というわけではないのですが…。

正直他のゲームと比べて細かいところまで気になっちゃってます。

ゲームの内容が内容だから…。
というのもただでさえ建築って時間がかかりますよね。だからこそできるだけ効率的にノンストレスで遊びたい…というのがプレイヤーとしての本音です。
その点において「うーん…」と思うところが少しあったのでシステム/操作性はけっこう厳しく評価しました。
特に気になった点を3つ書いていきます。
1.持てるアイテムの数が少なすぎる
建築要素もあるゲームなのでアイテムは持てれば持てるほど良いのですが、持ち歩ける量が少ないのであっという間にいっぱいになります。スタックできる数も99と少な目なのもけっこうストレスでした。

最初はたくさん持てるじゃん!とか思ってたんだけどね…
2.ブロック設置でストレスを感じることがある
ブロック設置でのストレスが特に顕著だったのは屋根でした。
屋根は屋根の隣にくっつけて置くというのができないので、必ずブロックを置いたうえで設置しないといけないのですが、すごく非効率に感じてしまって億劫でした。

面倒であんまり屋根を使いたくなかったな。
3.クラフトが極端
アイテムを作る時に、指定の数パパっと作りたい場面って多々あると思うのですが、今作ではアイテムを1か100かでしか作れなかったのは大分不便だと思いました。
例えば全部で100個作れるだけの素材を持っていたとして、その内の50個作りたいと思ったら1つずつ地道にクラフトしていくしかありません。それを面倒だと思ったら、100個すべて作るしかないのはすごくストレスでした。

作成数を指定して作れて欲しかったな…
このような感じだったので、フリービルドモードである「知られざる島」をあまりやりこむ気になれなかったのが残念でした。

正直ストーリークリアするまでがピークだったな…と思う。

ぽぽんぬはある程度遊んでたけど、フリービルドモードは急激に飽きてたな…。
システムは正直「うーん…」と思う部分が多かったです。クラフトゲーとして遊ぶには痒いところには手が届かないな…という印象でした。例を挙げると、「屋根ブロックが使いにくい」「アイテムの作成数が極端」などです。
メインストーリーは、”世界観的にそもそも限られた資材の中でやりくりする”というのがあるので気にならなかったのですが、フリービルドモード「知られざる島」では上記で上げたような不親切さが目立っていたな…と思いました。
難易度 4
難易度は少し高め…かな、と思います。というのもドラクエビルダーズ1の舞台は「竜王に支配されている世界」なので基本的に資源が枯渇しがちなのですよね。だから欲しい素材(薬草や食料など)が思ったように手に入らないこともありました。それに加えて章をクリアするたびにまた1からスタートする形なので、前章でせっかく装備を整えても次章ではまた弱い装備で再スタートしなければならず、こういった点で個人的にけっこう難しく感じました。。

普通にフィールドにいる雑魚モンスターにぼこぼこにされてたなw

章が進めば進むほど敵は強くなるのに弱い装備で再スタートとかまじしんどい…。
ただビルダーらしくブロックを駆使するという柔軟な戦い方もできるので、発想しだいでいろいろな戦い方ができるのは面白いな、と思いました。特にそれが顕著だったのが、各章のボス戦だったかなと思います。ボス戦は事前準備がどれだけできるのか次第で難易度がけっこう変わるな、という印象でした。

というよりボス戦はしっかり対策しないとせっかく作った建築物を容赦なく壊されちゃうよ!!!

ぽぽんぬは最初ぼろぼろにされすぎて絶望してたなw
ゲーム性としてはシンプルなのですが、上記に書いたような難しさもあったので個人的には良いバランスだったと思います。
難易度の良かったところ・気になったところ
拠点が変わるたびに、ほぼ0からのスタートなので、基本的には難しめだと思います。
難しめと言っても、今作はサンドボックス&クラフトゲームらしくブロックなどを駆使して戦うことができるので、戦闘が苦手でもそういったものを利用すれば問題なくクリアできるいい塩梅の難易度バランスだと思います。
ただ、攻略サイトなどを見ない初見プレイで拠点を壊されずにクリアする、というのはとても難しいです。ヘタの横好き系ゲーマーの私は分かっていても壊されちゃいました。
サウンド 4.5
サウンドに関しては文句のつけようがないですね。
ドラクエ未プレイでも1度はどこかで聞いたことがあるような曲やSEばかりだったので、音楽による没入感もとても良かったです。

ぽぽんぬはけっこう口ずさんでたぞw

それくらい聞き馴染みの良い曲ばかりってことだよね。
そんなただでさえ素晴らしい曲たちの使いどころもとても良く、時に熱くなって時にしんみりして…音楽によってプレイヤーの感情を引き出してくれて、ドラクエビルダーズというゲームを十二分に楽しませてくれました。

なんなら没入しすぎてゲームの辞め時が分からなかったよ!
サウンドの良かったところ・気になったところ
これはもう仕方ないのですが、ドラクエの曲ってあまりにも有名すぎるのですよね。だからこそドラクエ未プレイの私でも聞き馴染みがあってついつい口ずさんでしまうような曲ばかりでした。
裏を返せば、だからこそ”意外性はない”とも言えるかな、と思います。ただ「ドラクエ」に意外性のある曲を求める人は少ないと思うので、気になりすぎる点ではないかな、という印象です。
総合評価 4.1
というわけで「ドラゴンクエストビルダーズ -アレフガルドを復活せよ」の「シナリオ」「キャラクター」「システム/操作性」「難易度」「サウンド」の平均は4.1点でした。

とても楽しかったです!
ぽぽんぬ的おすすめ度 4
ぽぽんぬ的おすすめ度は 4です。
フリービルドモードやシステム面に不満点はあるものの、それを補って余りあるほどにストーリーが良かったです。
「ドラゴンクエストビルダーズ」は2023/10/30時点ですでに「ドラゴンクエストビルダーズ2」が出ていて、そちらは今作の不満点が概ね改善されています。だから1か2かで迷っている人には正直おすすめしずらいゲームではあります。ただ何度も言っていますが、「ドラゴンクエストビルダーズ1」はストーリーが本当に良く、そのためだけに遊んでみる価値のあるゲームだと個人的には思っているので、あらすじやプロモーション動画を見て気になった人はぜひ遊んでみてくださいね。
購入は↓からどうぞ!
PS4版はこちら↓