こんにちは!ヘタの横好き系ゲーマーのなつみかんです。
今回は「TO THE MOON」というインディーズのゲームをプレイしてみたので、その評価をしていきたいと思います!
TO THE MOONとは?
「TO THE MOON」とは、Freebird Gamesによって開発されたインディーゲームです。対応機種にはSTEAM、iOS、Android、Nintendo Switchがあります。
私はSTEAMのセールで安くなっていた時に購入したよ!
高度な操作を要求されるようなゲームではないので、自分に合った機種を選んでOKだと思います。
あらすじ
本作の舞台は近未来。
主人公の2人は少し変わった仕事をしています。
それは、人生の最後の最後、思い残すことなく死を迎えるために、思い残した夢を叶えてあげること。
彼らは、あるマシンを通じて、人の記憶にコンタクトし、少しずつ過去へと遡りながら、記憶の奥深くに思い残した願いを設定します。
すると、マシンはその人の記憶と願いを掛け合わせ、叶えたかった夢へと向かう仮想の人生を再生します。人の意識の中で、夢を叶えてあげるのです。
今回のオファーは、ジョニーという老人からの「月へ行きたい」という願い。2人が老人のところへたどり着いた時には、彼はもうこん睡状態にありました。
どうして彼は、月へ行きたいのか?彼の一生はどのようなものだったのか?そして、彼は月へ行けるのか……。
この切なく美しい物語を、ぜひ体験してみてください。
おじいさんの人生の追体験みたいな感じかな?
記億を見るっていう「マシン」の近未来的な要素も加わって独特な世界観に仕上がっているよ!
TO THE MOONの評価
さっそく「TO THE MOON」をプレイした上での評価をしていきたいと思います。
ちなみに私の総プレイ時間は…4時間半かからないくらいです。
インディーゲームだからか、すぐにクリアできるね。
一本道のシナリオだしプレイ時間に個人差は出にくいと思う!
シナリオ | |
キャラクター | |
システム/操作性 | |
難易度 | |
サウンド | |
総合評価 | |
なつみかん的おすすめ度 |
それでは1つ1つの項目について詳細な評価をしていきますね。
シナリオ 3.5
シナリオは3.5点です。
「TO THE MOON」は大まかに3つに分けてシナリオが構成されていました。
短いながらもきれいにまとまっていたと思います。
1度プレイし始めるとどういう結末が待っているのか気になって、一気に最後まで進めたくなるようなストーリーでした。
最後までプレイして「そうだったのか…」と、シナリオ序盤では「?」と思うばかりだった事柄がどんどん繋がっていくのも面白く、とても良かったです。
また、「人の死」という重い題材を扱っているものの、プレイ後は暖かい気持ちでゲームを終えることができたのも個人的には良かったと思います。
ただ見方によっては、「強烈に心に残る要素」もなかったかな…と思います。単純な好みとしてあまり刺さらなかったというのもあるとは思いますが…。
プレイ前は涙腺が弱いのもあって「ボロ泣きしてしまいそうだ!」とか思っていたのですが、そんなことはなく、最後の方でウルっと来たかな?くらいでした。世界観とかゲームの雰囲気はドンピシャに好みだったので、少し残念でした。
私の期待値が大きすぎた、というのもあるのかも。
また2人の主人公のやり取り…特にドクター・ワッツのジョークの件が蛇足のように感じてしまい、そのやり取りがある度に覚めてしまうというか、ゲームの世界にハマりきれなかったです。
「TO THE MOOn」プレイ画面より
個人的にはそこは省いて徹底的に「TO THE MOON」の独特な世界観に浸らせて欲しかったな…と感じました。
ただ、それ込みで「TO THE MOON」の世界観だと言われたらその通り!としか言いようがない。
まぁジョークの良し悪しは完全に人それぞれの好みだよね。
キャラクター 3
キャラクターは個性があってキャラ立ちしていたと思います。
2人の主人公のやり取りもけっこうあって、2人の関係性もすごくよく伝わってきました。
シナリオの評価にも関わるのですが、「ドクター・ワッツ」がけっこうジョークを飛ばすキャラクターなのですが、それがシナリオのテンポを悪くしているように感じてしまったので、個人的にはあまり好感が持てませんでした。
総合的に見ると、キャラ立ちしているものの「可もなく不可もなく」かな…と思いました。
でも1番今後とかもろもろ気になるのはドクター・ワッツだったりする。
好き嫌いはともかくたしかにドクター・ワッツの今後は気になるな。
システム/操作性 4
「TO THE MOOn」プレイ画面より
移動のスピードがもうちょっと速くなって欲しい…とか思うところがないわけではないのですが…そもそも高度な操作を要求されるゲームではないので気になる粗などはありませんでした。
クライアントの思い出の品を縁にして記憶を遡っていくのはとても楽しかったです。
「何があったんだろう?」「何でこの人はこんなことを言うのか?」などなど疑問に思ったことがどんどん解決していくので先に進めたくなる面白いシステムだったと思います。
また、ゲームの途中でパズルゲームが挟まれるのですが、特に難しいということもやりがい的なのもないので、正直あまり面白くはなかったですね。
「TO THE MOOn」プレイ画面より
難易度 1
難易度はビックリするくらい簡単です。1本道のシナリオですし、ゲームオーバーもありません。攻略など見なくても積むことはなく最後まで駆け抜けられる難易度です。
簡単だからこそシナリオに集中できる…というのもあると思うので、難易度の低さが良いかどうかは人によると思います。
個人的には簡単だしやりがいはなかったものの、難しかったらシナリオのテンポが悪くなることを思うと「TO THE MOON」のゲーム難易度はこのくらい簡単で良かったのかも…と最終的には思いました。
適当に気になるところ探索すれば何か先に進めるよな。
ゲームが苦手でも安心だね。
サウンド 4
1番にゲームの雰囲気に合った優しい音楽だったと思います。特にメインテーマであろうピアノの曲は、シンプルでありながら妙に頭に残る不思議な曲でした。
ちなみにSTEAM版ではサントラ付きも売っているよ。
総合評価 3.1
というわけで「TO THE MOON」の「シナリオ」「キャラクター」「システム/操作性」「難易度」「サウンド」の平均は3.1点でした。
優しい気持ちになれました!
なつみかん的おすすめ度 3.5
なつみかん的おすすめ度は3.5です。
ものすごい不満になるような点はありませんでしたし、クリアした後に「プレイして良かったな」とも思えました。
雰囲気も独特で好きな人はすごく好きな世界観だと思います。私はシナリオは刺さらなかったものの、それでも何だかんだ楽しく最後までプレイしました。
ただ、ゲームを作るのは大変だと思いますし、あまりこういうことを言いたくはないのですが…
本心で書かないと「何のための評価?」となるのであえて素直に言います。
正直ボリュームが少ないので、定価で購入するのは…どうだろう?というのが本音です。
特にNintendo Switch版。定価だと1,200円するのですよね。
1,200円の満足感があるかと考えた時…個人的にはあまり人におすすめしにくいなぁと思ってしまいました。
私はSTEAMで198円で購入したので大満足なんだけどね。
製作者の方には申し訳ないが、セール時に購入するのがおすすめかもしれんな。
というわけなので、気になる人はぜひ「TO THE MOON」のセール情報をチェックしてみてくださいね。